どんなに考えても、もうダメだという事は分かっているのに、それでも考えてしまうとき、どうにかしてこの堂々巡りの思考を止めたいですよね。

この気持ちが変えられるならなんでもいい、そんな時に毒をもって毒を制す方法を試してみませんか。マイナスの感情をマイナスの感情に置き換えるのです。

「失恋のつらさ」というマイナス感情を、「恐怖」という別のマイナス感情でごまかしてみましょう。特に怖いものが苦手な人にはよくききます。

もう本当に失恋の痛みがつらくて仕方ない方、この痛みが消えるなら、なんでもいいという方は試してみてください。

失恋したばかりのときは、何をしていても恋人のことを思い出してしまいますよね。一緒に住んでいたり、恋人が頻繁に遊びにきていたならなおさらです。

自分の家に思い出がつまっていたら、つらさも倍増です。これを見てあんなことを話したとか、インテリアを褒めてくれたとか、いろんなことを思い出してしまいます。

そのつらい気持ちを恐怖に変えてしまうのです。

誰でも一度くらい怖い映画やテレビを見てしまって、眠れなくなったり、怖くて鏡を見れなくなったりしたことがあるのではないでしょうか。

誰もいないはずのうちの中に、誰かがいるような気がして、意味も無く怯えてしまったり。

そのときの気持ちは、今の失恋で傷ついた気持ちより、いくらかマシだったのではないでしょうか?

恐怖の方がマシだったと思える方は、さっそく部屋中の電気を消して、恐怖映画を鑑賞しましょう。

恋人との思い出でいっぱいだった部屋の中が、急に怖くなって思い出どころではなくなってしまいます。

恐怖映画にもいろいろと種類があります。

日本の怪談に代表される、しんしんと迫ってくる恐怖作品、ハリウッド映画に代表される、突然敵が現れてビックリさせられる作品。

また、スプラッタと呼ばれる、残忍なシーンで恐怖心を煽る作品もあります。自分が苦手だと思うものは避けたほうがいいですね。

恐怖映画や心霊動画はマニアファンが多いジャンルですから、レンタルビデオ屋さんには必ずそのコーナーがあります。

パッケージを見るだけでもゾッとできますから、ちょっと覗いてみてはどうでしょう。

ネットで心霊動画を検索してもいろいろ出てきますし、動画だけでなく、怪談話や2チャンネルの書き込みなども相当怖いものがあります。

心霊写真のまとめサイトもいろいろあります。じっと写真をみつめて、写り込んだ顔を見つけたときのゾッとする恐怖、つらい気持ちを打ち消すには十分です。

恐怖映画をはじめとする、恐怖という感情は、一時的に失恋の痛みを忘れさせてくれます。
しかしそれは、つらい気持ちを恐怖という感情にスライドさせるているだけです。

恐怖という感情もストレスであることには変わりありませんから、心にも体にもいい方法とは言えませんね。

本当の意味で、失恋の傷を癒すことはできないのです。手っ取り早くつらい気持ちを忘れさせてくれますが、ほどほどにしておいた方がよさそうですね。